モルタル外壁の種類と塗装費用
モルタル塗装をご検討中の方へ
モルタル外壁の種類と塗装費用の目安など、モルタル外壁の塗装を検討する際のポイントについて、まとめています。
また、その他にも、「モルタル外壁の塗装方法」や「塗料の選び方」についても、ご紹介していますので、参考にご覧ください。
モルタル塗装は、外観の印象を良くすることはもちろん、建物を劣化や腐食から守り、長持ちさせる重要な工事です。
モルタル塗装で失敗しない為にも、塗装業者を選ぶ際は慎重に検討しましょう。
自治会・行政・警察と協力しながら、悪質な業者を減らす活動を続けてきた第三者機関の「安全安心リフォームネットワーク事務局」が運営しています。
厳しい加盟基準をクリアしている全国の厳選された優良塗装業者が、工事後も不安のない、安心のモルタル塗装工事をご提供致します。
モルタル塗装をご検討中の方は、お気軽にお問合せください。
モルタル外壁の種類
<モルタル外壁とは?>
モルタル外壁とは、ラス(網の針金)等の上から、モルタル(水・砂・セメントを混ぜたもの)で施工した外壁のことです。
左官コテで塗り付けたのちに、塗装を施して仕上げを行います。
モルタル外壁は、表面に塗装をすることで防水性をもたせています。
防水機能が低下すると劣化が進み、クラックが発症しやすいので注意が必要です。
*モルタル外壁には、主に下記の仕上げ種類があります。
リシン
リシン外壁は、表面が細かい砂の様にザラザラしている外壁のことです。
仕上材が少なく、費用を抑えられる為、以前は頻繁に使用されていましたが、最近は少なくなっています。
クラックが生じやすく、塗膜の表面に汚れが付きやすい等の特徴があります。
スタッコ
スタッコ外壁は、リシンを厚くしたような仕上がりで、塗装面に凹凸があるのが特徴です。
リシンと同様に汚れやすい為、こまめなメンテナンスが必要です。
吹き付けタイル
吹き付けタイル外壁は、タイル材を1~3ミリ程度の厚さで吹き付けたもので、ランダムな凹凸があるのが特徴です。
吹き放し仕上げとヘッドカット仕上げがあります。
左官仕上げ
左官仕上げ外壁は、塗料と砂を混ぜた壁材のことで、吹き付けや左官で仕上げます。
コテ仕上げ・櫛目引き仕上げ等、様々な種類があります。
*以上が、モルタル外壁の主な仕上げ種類とその特徴です。
次に、モルタル塗装の主な劣化症状について、ご紹介していますので、参考にご覧ください。
モルタル塗装の主な劣化症状
モルタル塗装も、他の外壁と同様に、風雨・排気ガス・日光に含まれる紫外線等の影響を受けて、劣化が生じてしまいます。
日常的にモルタル外壁の状況を確認することが、想定外の支出を防ぐことにつながります。
<モルタル塗装の劣化症状(塗り替え時期確認チェックポイント)>
- モルタル塗装の変色・退色
- モルタル塗装のチョーキング
- モルタル塗装のクラック
- コケ・カビの発生
- モルタル塗装の塗膜の膨れ
- モルタル塗装の塗膜の剥離
紫外線が塗料の樹脂を劣化させて、ツヤが低下している状態を退色、色が変わってしまう状態を変色と言います。
塗膜の劣化の中で、最初に起こる症状です。
外壁を指でなぞると、黒板に使うチョークのような粉が、指に付着する状態を「チョーキング」と言います。
塗料が劣化してチョーキングが浮き出していたら、防水性が失われている証拠です。
外壁のヒビ割れのことをクラックと言います。
クラックが出来ると、雨水等が浸入することで、カビが発生しやすくなり、建物内がジメジメしたり、雨漏りの原因となったりします。
建物の特に湿気の多い部分にコケ等が発生することがあります。
これは塗膜の劣化が進み塗料の防水性が低下したために起こる現象です。
モルタル外壁に生じた塗膜の膨れは、クラックからの雨水の侵入や直射日光、モルタルに含まれる湿気が主な原因になります。
塗膜がモルタル素地に対する付着力を失い、剥がれてしまう状態を剥離と言います。
塗膜の剥離は、腐食・漏水の原因になります。
*以上が、モルタル塗装の目に見える主な劣化症状の具体例です。
上記のような症状を確認しましたら、早めに信頼できる塗装業者に現在の建物の状況を確認してもらうことが大切です。
モルタル外壁の状態が気になる方は、お気軽にお問合せください。
モルタル塗装 塗料の選び方
外壁塗装に使われる塗料には、一般塗料と弾性塗料があり、塗料の弾力性によって呼び方があります。
モルタル外壁などには、一般的に弾性塗料が使われます。
弾性塗料とは、外壁のクラック(ひび割れ)をカバーしてくれる弾力性のある塗料のことです。
弾性塗料は、通常の塗料よりも柔らかく伸びますので、クラックが発生する可能性が低くなります。
- 弾性塗料とは?
- 微弾性塗料とは?
弾性塗料は規格で基準が示されおり、20度で伸び率120%以上の塗料を弾性塗料としています。
実際には、伸び率200~400%が中心です。
微弾性塗料は明確な基準はありませんが、一般的に伸び率50~100%の塗料が微弾性塗料として扱われています。
以上のように、モルタル外壁などには、一般的に弾性塗料を使用して、塗装を行います。
モルタル外壁の塗装方法
モルタル外壁の塗装方法と特徴について、ご説明致します。
<モルタル外壁の塗装方法>
- 複層弾性塗料仕上げ
- 単層弾性塗料仕上げ
- 微弾性塗料仕上げ
複層弾性塗料仕上げ工法は、5工程で行なう工法です。
シーラーの上に弾性機能のある中塗りを2回塗り、その上に通常の上塗りを2回塗る工法です。
防水性の面では最も効果は高いですが、工程が1~2工程増えますので価格が高くなります。
単層弾性塗料仕上げ工法は3工程で行なう工法で、シーラーの上に弾性機能のある上塗りを2回塗る工法です。
上塗りを2回塗ることで厚みをつけ弾力性を出す工法ですが、複層弾性工法と比べると防水性が弱まります。
微弾性塗料仕上げ工法は、下塗りにシーラーを塗る代わりに、微弾性フィラーという厚みがつけられる下塗材を塗る工法です。
微弾性の下塗り材を1回施工し、一般的な上塗り材もしくは弾性効果の高い上塗り材を2回施工し合計3工程となります。
*以上が、モルタル外壁の塗装方法と特徴についてのご説明です。
次に、モルタル塗装費用の目安について、ご紹介していますので、参考にご覧ください。
モルタル塗装費用の目安
モルタル塗装の面積別・塗料別の費用の目安は、次の通りです。
面積については、わかりやすくご案内する為に、30坪・40坪・50坪に分けています。
塗料別の耐久年数の目安についても、合わせてご確認ください。
*下記のモルタル塗装費用は、施工実績から算出した平均費用であり、建物の状況や塗装業者により変動します。
塗料種類 | 30坪費用 | 40坪費用 | 50坪費用 | 耐久年数の目安 |
ウレタン | 65万 | 75万 | 85万 | 5~10年 |
シリコン | 75万 | 85万 | 95万 | 10年~12年 |
無機ハイブリッド | 85万 | 95万 | 105万 | 20年 |
最高級フッ素 | 90万 | 100万 | 110万 | 15~20年 |
光触媒 | 85万 | 95万 | 105万 | 15~20年 |
太陽光高反射・遮熱 | 80万 | 90万 | 100万 | 10~12年 |
*モルタル塗装を検討する際は、費用面は大切なポイントです。
しかし、費用面を最優先に検討すると、実際には耐久年数の短い塗料を使用していたり、別途工事で追加請求される等の事例が多くなっています。
モルタル塗装を検討する際は、中長期的な視点で、信頼できる塗装業者を選ぶことが工事後も安心です。
自治会・行政・警察と協力しながら、悪質な業者を減らす活動を続けてきた第三者機関の「安全安心リフォームネットワーク事務局」が運営しています。
厳しい加盟基準をクリアしている全国の厳選された優良塗装業者が、工事後も不安のない、安心のモルタル塗装をご提供致します。
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