弾性塗料の特徴と塗装方法
弾性塗料の種類と塗装方法
弾性塗料の種類と特徴・塗装方法について、ご紹介しています。
弾性塗料(塗装)とは?
外壁のクラック(ひび割れ)をカバーしてくれる弾力性のある塗料のことです。
弾性塗料は、通常の塗料よりも柔らかく伸びますので、クラックが発生する可能性が低くなります。
塗料には、一般塗料と弾性塗料があり、塗料の弾力性によって呼び方があります。
一般的には、「モルタル外壁には弾性塗装」を「サイディング外壁等には一般塗装」を施します。
弾性塗料の種類
弾性塗料の種類は、次の通りです。
弾性塗料
弾性塗料は規格で基準が示されおり、20度で伸び率120%以上の塗料を弾性塗料としています。
*実際には、伸び率200~400%が中心です。
微弾性塗料
微弾性塗料は明確な基準はありませんが、一般的に伸び率50~100%の塗料が微弾性塗料として扱われています。
以上が、弾性塗料の種類と基準です。モルタル外壁には、一般的に弾性塗料を使用して、塗装を行います。
下記のページで、モルタル塗装について、詳しく、ご説明しています。参考にご覧ください。
弾性塗料の塗装方法
弾性塗料には、複層弾性仕上げと単層弾性仕上げの工法に分かれます。
*微弾性塗料には、明確な基準はありません。
複層弾性塗料仕上げ工法
複層弾性塗料仕上げ工法は、5工程で行なう工法です。
シーラーの上に、弾性機能のある中塗りを2回塗り、その上に通常の上塗りを2回塗る工法です。
防水性の面で効果は高いですが、工程が1~2工程増えますので価格が高くなります。
単層弾性塗料仕上げ工法
単層弾性塗料仕上げ工法は、3工程で行なう工法で、シーラーの上に弾性機能のある上塗りを2回塗る工法です。
上塗りを2回塗ることで、厚みをつけ弾力性を出す工法ですが、複層弾性工法と比べると防水性が弱まります。
単層弾性塗料は、規定通りに塗布して性能が発揮されるものですが、規定通りに施工しない業者が多いので注意が必要です。
微弾性塗料仕上げ工法
微弾性塗料仕上げ工法は、下塗りにシーラーを塗る代わりに、微弾性フィラーという厚みがつけられる下塗材を塗る工法です。
微弾性の下塗り材を1回施工し、一般的な上塗り材もしくは弾性効果の高い上塗り材を2回施工して、合計3工程となります。
一般塗装の工程数と変わらない為、戸建てのモルタル外壁塗装では、多く利用されています。
*以上が、弾性塗料の塗装方法についてのご説明です。
弾性塗料で、塗装工事を行う際は、塗装方法の選択を含めて、現場での判断が重要になります。
外壁塗装は、塗装直後の見た目では、仕上がりが良く見えますが、5年~10年経つと塗膜の劣化具合から塗装工事の良し悪しが、結果として出てきます。
外壁塗装は、外観の印象を良くすることはもちろん、建物を劣化や腐食から守り、長持ちさせる重要な工事です。
外壁塗装をご検討の際は、「地元・地域で施工実績が多く、信頼されている塗装業者を選ぶ」ことが、工事後も安心です。
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