外壁塗装の種類と特徴
外壁塗装の種類と特徴
外壁塗装の種類と特徴・価格や耐久年数の目安等、外壁塗装を検討する際に参考になるポイントをまとめています。
外壁塗装は、主にアクリル塗装、ウレタン塗装、シリコン塗装、フッ素樹脂塗装に分けることができます。
また、機能的な外壁塗装としては、断熱塗装・遮熱塗装・光触媒塗装・ナノテク等の種類に分けることができます。
外壁塗装は、使用する塗料や塗装方法によって、価格や耐久性等の面で特徴がありますので、建物の状況を考慮して、慎重に検討しましょう。
外壁塗装の主な種類と特徴
外壁塗装の主な種類と特徴は、次の通りです。
アクリル塗装の主な特徴
アクリル塗装は、住宅の新築時にコストを抑える為に、施工している場合がありますが、塗替え時にはほとんど施工されていません。
- アクリル塗装のメリット
- アクリル塗装のデメリット
- アクリル塗装の耐久年数
アクリル塗装の主なメリットは、低価格で重ね塗りができる点ですが、耐久年数が短い為、数年先に建て替えの予定がある方に向いています。
アクリル塗装の主なデメリットは、紫外線に弱く、他の塗料と比較して、耐久性が劣ることです。
アクリル塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約4~7年が目安となります。
ウレタン塗装の主な特徴
ウレタン塗装は、最近では、風雨の影響の少ない箇所で、部分的に施工されることが多くなっています。
- ウレタン塗装のメリット
- ウレタン塗装のデメリット
- ウレタン塗装の耐久年数
ウレタン塗装のメリットは、汚れにくく、塗膜に弾力があるため、施工性に優れている点です。
ウレタン塗装は、低価格が魅力ですが、耐久性、防汚性、紫外線への強さなどの点では、他の塗料より劣ります。
ウレタン塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約5~10年が目安となります。
シリコン塗装の主な特徴
シリコン塗装は、カラーバリエーションが豊富で、現在の外壁塗装に於いて、施工例が多い人気のある塗装方法です。
- シリコン塗装のメリット
- シリコン塗装のデメリット
- シリコン塗装の耐久年数
シリコン塗装の主なメリットは、機能性と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れている点で、紫外線に強く、防汚性が高いのも特徴です。
シリコン塗装の主なデメリットは、シリコン含有率によって、耐久性や性能に差があることと、塗装する外壁によっては、付着性がやや劣る点です。
シリコン塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約10~15年が目安となります。
フッ素樹脂塗装の主な特徴
フッ素樹脂塗装は、商業施設や大型ビル等でも多く施工され、外壁塗装の種類の中では、特に耐久性に優れています。
- フッ素樹脂塗装のメリット
- フッ素樹脂塗装のデメリット
- フッ素樹脂塗装の耐久年数
フッ素樹脂塗装の主なメリットは、塗膜の寿命が非常に長い為、塗り替えサイクルを考えると、トータルコストの面でも、メリットがあります。
フッ素樹脂塗装の主なデメリットは、耐久性があり、機能性が高い分、他の塗料と比較して、初期費用が高くなってしまう点です。
フッ素樹脂塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約15年~20年が目安となります。
断熱塗装の主な特徴
断熱塗装は、外から伝わってくる熱を遮断して、室内に影響を与えず、室温の上昇を抑える塗装方法です。
夏は室内の温度上昇を抑えて、冬には室内の温かさを外に逃がさない機能を持っています。
- 断熱塗装のメリット
- 断熱塗装のデメリット
- 断熱塗装の耐久年数
断熱塗装のメリットは、室内の気温が外の気温に左右されにくくなり、冷暖房費の削減にもつながる点です。
断熱塗装のデメリットは、初期費用が高くなってしまう点です。また、環境や塗装方法・塗装技術により、その効果に差が出ますので、塗装業者を選ぶ際には注意が必要です。
断熱塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約15年~20年が目安となります。
遮熱塗装の主な特徴
遮熱塗装は、温度上昇の原因である近赤外線を反射することで、塗膜や躯体の温度上昇を抑制することができる塗装方法です。
- 遮熱塗装のメリット
- 遮熱塗装のデメリット
- 遮熱塗装の耐久年数
遮熱塗装のメリットは、建物の屋根や外壁に塗布することで、室内温度の上昇を抑制できることです。躯体の熱劣化を抑制するなどの効果があります。
遮熱塗装のデメリットは、初期費用が高くなってしまう点です。また、外壁や屋根の材質・形状によって、その得られる効果はことなります。
遮熱塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約10年~12年が目安となります。
光触媒塗装の主な特徴
光触媒塗装は、紫外線が当たると塗膜の水なじみがよくなり、雨などで汚れが洗い流される特徴を持ちます。
- 光触媒塗装のメリット
- 光触媒塗装のデメリット
- 光触媒塗装の耐久年数
光触媒塗装のメリットは、セルフクリーニング機能です。セルフクリーニング効果がある為、防汚性・防カビ性・対候性に優れており、施工後の美観を保つことができます。
光触媒塗装のデメリットは、光が当たらない場所では、その効果が発揮されにくいことです。他の塗装方法と比較して、価格も高いですので、費用対効果を慎重に検討しましょう。
光触媒塗装の耐久年数は、塗料メーカーで、多少の差はありますが、約15~20年が目安となります。
*以上が、主な外壁塗装の種類とその特徴です。
外壁塗装を検討する際は、使用する塗料の特徴を把握した上で、建物の状況や目的に合った、最適な塗装方法をを選びましょう。
外壁塗装の種類と参考価格
外壁塗装の種類と参考価格(面積別・塗料別)は、下記の通りです。
面積については、わかりやすくご案内する為に、30坪・40坪・50坪の参考価格に分けています。
*実際の価格は、地域や塗装業者により変動致しますので、目安としてお考えください。
塗装種類 | 30坪価格 | 40坪価格 | 50坪価格 | 耐久年数の目安 |
ウレタン | 65万 | 75万 | 85万 | 約5~10年 |
シリコン | 75万 | 85万 | 95万 | 約10~15年 |
無機ハイブリッド | 85万 | 95万 | 105万 | 約20年 |
フッ素樹脂塗料 | 90万 | 100万 | 110万 | 約15~20年 |
光触媒 | 85万 | 95万 | 105万 | 約15~20年 |
太陽光高反射・遮熱 | 80万 | 90万 | 100万 | 約10~12年 |
*以上が、外壁塗装の種類と参考価格(面積別・塗料別)のご紹介です。
一般的に、外壁塗装の価格には、外壁下地の補修や補強・コーキングの補修等が、含まれています。
しかし、塗装業者の中には、その工程を省いて、一般的に気づきにくい部分で手抜きをする業者がいます。
外壁塗装は、塗装直後の見た目では、仕上がりが良く見えますが、5年~10年経つと塗膜の劣化具合から塗装工事の良し悪しが、結果として出てきます。
外壁塗装で失敗しない為にも、塗装業者を選ぶ際は、地域で実績を重ねた塗装業者を選びましょう。
自治会・行政・警察と協力しながら、悪質な業者を減らす活動を続けてきた第三者機関の「安全安心リフォームネットワーク事務局」が運営しています。
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