シーリング(コーキング)の種類

シーリング(コーキング)の種類と特徴

シーリング(コーキング)とは?

外壁サイディング等のボードとボードの継ぎ目を埋める材料のことで、充填材・コーキング材・コーキング剤・コーキングとも呼びます。

シーリング工事(コーキング工事)の目的は、主に雨漏りを防ぐ防水性の確保にあります。

しかし、新築時は塗装をせずに、シールがむきだしの場合が多い為、紫外線が直接あたり劣化します。

環境によってことなりますが、紫外線等の影響を受けて、約5年を過ぎたあたりからシーリングのひび割れ・肉やせ・はく離等の劣化がはじまります。

経年劣化が始まると、防水性や伸縮性が失われ、雨漏りや外壁のひび割れの原因となりますので、定期的にシーリングの状態を確認することが大切です。


シーリング種類 コーキング 種類 シーリング工事(コーキング)5

シーリング(コーキング)材の種類と特徴

シーリング(コーキング)の種類と特徴は次の通りです。

外壁シーリング材の選び方のポイントについても、ご説明しております。合わせて、ご覧ください。

アクリル系シーリング材

アクリル系シーリング材は、主に新築時のALCパネル目地などに使用されます。

安価だが耐久性が低いことが特徴です。

ウレタン系シーリング材

ウレタン系シーリング材は、ALC外壁やサイディング外壁の目地やサッシ周りに主に使用します。

塗装との密着が良く、1液型・2液型があります。

変成シリコン系シーリング材

変成シリコン系シーリング材は、新築のサイディング外壁に向いており、紫外線には強いが、塗装との密着はよくありません。

1液型・2液型があります。

シリコン系シーリング材

シリコン系シーリング材は、耐久性・対侯性・耐熱性が良く、主にキッチンや浴槽など水周りに使われます。


外壁シーリング材の選び方のポイント

シーリング材の中で、外壁のシーリング材としてよく使われるのが、ウレタン系シーリング材変成シリコン系シーリング材です。

外壁シーリング材の一般的な選び方のポイントは、次の通りです。

<外壁シーリング材の選び方>

  • 変成シリコン系シーリング材
  • 紫外線に強く耐候性がありますので、新築時のサイディング外壁に向いています。

  • ウレタン系シーリング材
  • 塗装との密着が良いため、外壁塗装と同時に施工する際のシーリング材として、主に使用します。


<参考>

DIYでシーリング(コーキング)を補修する際の主な注意点

DIYでシーリング(コーキング)を補修する際の主な注意点は、次の通りです。

<DIYで補修する際の注意点>

  • 外壁に適したシーリング材を使用する。
  • 外壁に適さないシーリング材を使用すると、後々にその上から、外壁塗装ができなくなる場合があります。

  • 目地の一部分のみの補修は、なるべく行わない。
  • 部分的な補修は、侵入した雨水等をシーリングによって、逆にせき止める可能性があります。

*以上の2点が、DIYでシーリング(コーキング)を補修する際の主な注意点です。

シーリング工事をDIYで行う際は、高所作業で危険ですし、場合によっては、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。

シーリングの状態が気になる方は、信頼できる塗装業者にプロの目で、建物の状況を確認してもらうことが重要です。

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